「今年の桜は、いつ咲くのかしら?」 そんな声が京都の街角から聞こえ始めた3月下旬。少し肌寒い風が吹き抜ける中、ついに待望の便りが届きました。
本日、2026年3月23日。京都地方気象台から、ついに桜の開花宣言が発表されました!
例年よりも少しだけ遅いような、それでいて急かされるような春の訪れ。4月から新しい事務職のお仕事が決まっている私にとって、この桜の便りは「いよいよ始まるんだな」という期待と、少しの緊張を連れてくる特別な合図でもあります。
今回は、開花宣言を受けて真っ先に確認したくなる、京都のシンボル・東寺(教王護国寺)の2026年最新開花状況をレポートします。 五重塔を背景に咲き誇る、あの名木「不二桜(ふじざくら)」の様子や、私が一番お気に入りの「五重塔が最高にきれいに見える特等席」についても詳しくお話ししますね。
2026年3月23日、京都に桜の開花宣言!東寺の今をレポート
本日、ついに京都の桜が開花しました!
ここ数日、花冷えというのでしょうか。少し厚手のコートが手放せないような寒い日が続いていたので、「まだかな、まだかな」と首を長くして待っていた方も多いはず。
私もその一人です。4月から始まる新しい生活、その準備や連絡を待つソワソワした時間の中で、桜のニュースは一際明るい光のように感じられました。
さて、気になる東寺の2026年開花状況ですが、現在は「咲き始め」といったところ。
東寺といえば、なんといっても高さ約13メートルの見事な紅しだれ桜、「不二桜」が有名ですよね。弘法大師の「不二の教え」から名付けられたこの名木は、ソメイヨシノよりも一足早く色づき始めることが多いのですが、今年は寒暖差の影響か、じっくりと力を蓄えてから一気に蕾を解き始めた印象です。
寒さを耐え抜いた蕾の力強さ
九条通を歩いていると、お寺の塀越しに少しずつピンク色が濃くなっていくのがわかります。
「開花宣言」が出たばかりの今は、まだ満開のような華やかさはありません。
けれど、少し硬めの蕾がパッと開いた瞬間の、あの生命力に満ちた姿は、今の私自身の状況にも重なるような気がして、なんだか勇気をもらえます。
「まだ準備中、でも、もうすぐ咲くよ」
そんなメッセージを、東寺の桜たちが送ってくれているようです。
満開の見頃は、今週末から4月の頭にかけてと予想されます。
【実録】3月21日の弘法市レポート。桜と人の波に酔いしれて

実は、3月21日の「弘法さん(縁日)」に、数年ぶりに桜のチェックを兼ねて東寺を訪れてみました。
連休の中日ということもあり、境内は12月の終い弘法を彷彿とさせるような大変な賑わい。
最近は静かな桜を探して歩くことが多かった反動か、あまりの人の多さに少し「人酔い」してしまったほどです。
海外からの観光客に加え、お彼岸の参拝客も重なり、まさに熱気に包まれた一日でした。
結局、疲れてきたので境内を半周ほどして帰路につきましたが、そんな中でも素敵な「戦利品」に出会えました。
手に入れたのは、着物の端切れ2枚。
実は、以前の住まいに小さなお雛様を置いてきてしまったので、「また新しく自分で作ろうかな」と思い、お人形の着物に使う生地を探していたのです。
冬の弘法市(12月〜2月頃)ならお雛様の掘り出し物も多いのですが、今の時期はひな祭りも終わり、五月人形の出品もまだ少なめ。
今回はお人形を作るための「素材」をじっくり見て歩くことにしました。
かつての弘法市は、新鮮な野菜や漬物、お気に入りの作家さんの陶器など、生活に根ざした掘り出し物を探すのが楽しみでした。
最近は少し観光客向けに変わってしまった寂しさもありますが、こうして自分の手仕事の材料を探す時間は、やはり格別です。
肝心の桜ですが、3月21日時点ではまだ「蕾」の状態。 見頃はやはり、次の週末から4月初旬にかけてになりそうです。
あの五重塔と不二桜が共演する景色を想像しながら、今は静かにその時を待ちたいと思います。
御朱印巡りの強い味方!Googleマップで管理する「自分だけの霊場」
今回、久しぶりに東寺へ向かう際、私の心強い相棒となったのが「Googleマップ」です。
京都に住み、寺社巡りを続けていると、その奥深さに圧倒されることがあります。
例えば「西国三十三所観音」。
関西一円と言いつつ、和歌山から京都の北まであまりに広大で、私は途中で挫折してしまいました。
そこで見つけたのが、京都市内だけで完結する「洛陽三十三所観音霊場」です。
遠出が難しい人のために整えられたこの巡礼道は、今の私にぴったりでした。母が亡くなったことをきっかけに始めた「京都十三佛霊場」と合わせ、私はGoogleマップにすべて印をつけて管理しています。
保存リストに「洛陽三十三所観音霊場(番号)」と入れておく。
たったこれだけの工夫のおかげで、先日も九条駅のすぐそばに、ずっと行くべきだった観音様(正覚寺さん)がいらっしゃることに気づけました。
毎週近くを通っていたのに見落としていた場所に、ようやくお参りできた喜び。
それは、スマホのマップを広げたからこそ得られた再会でした。
私は特別な仏教信者というわけではありません。
けれど、父の命日が不動明王の縁日だったことや、比叡山にお墓を作ったことが重なり、いつの間にか仏様を身近に感じるようになりました。
今は洛陽、十三佛、そしてフリーの寺社用を合わせた計4冊の御朱印帳を持って歩いています。
せっかくのGoogleマップ。
これからは「完了」の印もつけて、より使いやすく育てていきたい。
一歩ずつ、チェックが埋まっていく達成感は、老化を感じる体に「もう少しだけ歩いてみよう」という元気をくれるのです。


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